このページではiDeCo(イデコ)の始め方についてわかりやすく解説していきます。

自分が、iDeCo加入対象者なのかわからない・・・
上記のような方は先に下の記事をご覧ください。
CHECK
-
-
iDeCo(イデコ)とは?メリットとデメリットをわかりやすく解説!【初心者向け】
続きを見る
では早速、iDeCoの始め方を解説していきます!
STEP0:iDeCoを始める前に準備するもの
iDeCo加入にあたって事前に準備するものがあります。
(1)基礎年金番号
基礎年金番号は年金手帳や基礎年金番号通知書などで確認します。
(2)掛金の引き落とし口座の情報
必要な情報は以下の4つです。
- 銀行名・支店名
- 預金種別(普通・法人)
- 口座番号
- 名義人
(3)銀行印
WEB申込では不要の場合もあります。
(4)本人確認書類
運転免許証や健康保険証、パスポート、マイナンバーカードなどを準備しましょう。
(5)事業主証明書(会社員・公務員のみ)
「事業主証明書」とは事業主がその人の掛金の上限額を証明する書類です。
会社に依頼して記入してもらう必要があります。
人事や総務に確認してください。
STEP1:iDeCoの限度額の確認
iDeCoは毎月いくら積み立てるか自分で決めます。
月5000円から1000円単位で設定可能です。
原則60歳まで引き下ろせないので無理のない金額で始めましょう。
掛け金の上限額は下表のように働き方や会社の年金制度で決まっています。
職業 | 月額上限金額 |
---|---|
会社員(企業年金なし) | 23,000円 |
会社員(企業年金あり) | 12,000〜20,000円 |
公務員 | 12,000円 |
フリーランス(自営業) | 68,000円 |
専業主婦(夫) | 23,000円 |
オススメは上限金額で積み立てることです。
理由は積立金額が増えるほど節税効果が大きいからです。
iDeCoの積立は毎月だけではなく、指定した月だけ積立も可能です。
iDeCo公式サイトの「かんたん税制優遇シュミレーション」で、iDeCoに加入するとどのくらい税負担が軽減されるかがひと目でわかります。

STEP2:口座開設する金融機関を選ぶ
iDeCo専用の口座を開設する運営管理機関を選びましょう。
開設できる口座の数は1人1口座です。(加入後に変更することは可能)
金融機関を選ぶポイントは2つです。
- ポイント1:商品内容が豊富
- ポイント2:手数料が安い
ポイント1:商品内容が豊富
金融商品の数は金融機関によって異なります。
自分が長期に積み立てしたい商品があるかを確認しましょう。
基本的には取扱商品が多い金融機関をオススメします。
ネット証券ならSBI証券、銀行なら”りそな銀行”が商品豊富です。
ポイント2:手数料が安い
毎月の口座管理手数料が安い金融機関をオススメします。
口座管理手数料は金融機関ごとに異なります
一般的に、銀行よりネット証券の方が安いです。
iDeCoは加入時や受け取り時にも別途、手数料かかります。
STEP3:口座を開設する
口座開設する金融機関を決めたら、ネットで資料を請求します。
「〇〇〇(金融機関名) iDeCo」と検索すると、iDeCoの申込サイトに辿り着きます。
そこから資料を取り寄せましょう。
SBI証券の資料請求はこちら 楽天証券の資料請求はこちら資料が届いたら書類に必要事項を記入し、「STEP0」で説明した書類と一緒に返送します。
書類を提出してもすぐに積み立てはできず、口座開設までおよそ1〜2ヶ月ほどかかります。
金融機関側の手続きが完了すると専用のパスワードやログインID等の必要な書類が郵送されます。

STEP4:運用する商品を選ぶ
最後に運用商品を選びます。
IDeCoの運用商品は元本確保型と元本変動型の2つに大別されます。
元本確保型 | "定期預金"や"保険"といったあらかじめ決められた金利(0.01%程度)で運用され、 基本的に元本が減る事はありません。 |
元本変動型 | "投資信託"で運用します。 元本が増える可能性もあれば減ってしまう可能性もあります。 |
減らしたくない人は「元本確保型の定期預金」を選びましょう。
元本は減らないですが利息はほとんどつきません。
ただ節税効果は得られます。
個人的には「元本変動型」の中から選ぶのがオススメです。
短期的には元本割れの可能性もありますが長期的には年に4~5%程度のリターンが期待できるからです。
iDeCoは60歳まで引き出せず、半ば強制的に長期運用になるので「元本変動型」は相性がいいと言えます。
元本変動型の選び方
元本変動型(投資信託)には主に6種類の商品があり、それぞれリスクとリターンが異なります。
上記のほかに上場不動産投資信託の「REIT」と「バランス型」があります。
投資期間中に目減りするのが気になるなら、低リスクな「国内債券」や「バランス型」がオススメです。
自分のリスク許容度に合わせて投資商品を選びましょう。
iDeCoのオススメ投資信託はこちらをご覧ください。
こちらもCHECK
-
-
【20~30代向け】iDeCo(イデコ)のオススメ商品【3選】
続きを見る
今回はiDeCo(イデコ)の始め方について解説しました。
iDeCoは自分で金融機関を選んだり、掛金や運用商品も選択する必要があります。
事前にiDeCoの全体の流れを把握しておけばスムーズに始めることができるでしょう。
IDeCoの積み立て金額や運用の配分等は途中で切り替えることができます。
自分のライフスタイルに応じて柔軟に対応していきましょう。