このページでは『NISAの始め方(5ステップ)』についてわかりやすく解説していきます。

「NISAって何?」という方はまず『NISAとは?』を読み進めてください。
NISAの始め方【5ステップ】
STEP1:口座を開く金融機関を選ぼう
まずはどこの金融機関で口座を開くか決めましょう。
NISAの口座はすべての金融機関の中で1つの口座だけしか開設することはできません。
自分のニーズに合ったものを選びましょう。
選べる金融機関は大きく3種類
- 大手銀行(三菱UFJ銀行やゆうちょ銀行など)
- ネット証券(楽天証券やSBI証券など)
- 証券会社(大和証券や野村證券など)
基本的に、普段使っている銀行かネット証券がおすすめです。
大手銀行
最大のメリットは身近な銀行窓口で相談できることです。
給料が振り込まれる銀行で、NISA口座を開設しておけば管理面でもスムーズになります。
取り扱っている投資商品が10本前後とラインナップがシンプルで選びやすいのもメリットです。
ネット証券
ネット証券は取り扱っている投資商品が多く、投資信託以外にも株式・ETF・REITが買えます。
またほとんどのネット証券では100円から投資ができます。(銀行だと1000円からが多い)
積立頻度も「毎月積立・毎週積立・毎日積立」などを選ぶことができカスタマイズ性があります。
身近な店舗で口座開設したいなら銀行、幅広い取引をしたいならネット証券を選びましょう。
STEP2:買い方を決めよう
一般NISAかつみたてNISAのどちらにするか決めましょう。
一般NISA
投資のタイミングや金額・投資先を毎回自分で決めて購入します。
まとまった金額で投資できたり株式・ETFなど多くの投資対象から選べるのが特徴です。
つみたてNISA
毎月決まった金額を購入してコツコツと長期間にかけて購入します。
時間を分散して投資することで価格変動のリスクが軽減できます。
一度手続きをしてしまえば、積立を自動的に続けることができるので忙しい人などにもおすすめです。

STEP3:NISA口座を開設しよう
NIAS口座を開設したい証券会社か銀行を選び、WEBもしくは銀行の窓口で申し込みます。
WEBならネット証券・銀行ともに申し込むことができます!
WEBでの開設の流れ
- 手順1:口座を解説したい金融機関のホームページにいく
- 手順2:「口座開設」をクリックして、スマホで本人確認
- 手順3:必要事項の入力
- 手順4:口座開設のお知らせメールを受け取る
- 手順5:NISA口座で取引開始
ほとんどの金融機関で必要なものは、本人確認書類・マイナンバー確認書類・印鑑等です。
金融機関によっては2営業日ほどで口座開設できます。
STEP4:投資先を決めよう
投資先の選び方のポイントを紹介します。
NISAを利用した取引先は株式・投資信託・REIT・ETFなどがあります。
選ぶポイントは「手数料」「運用方針」「投資対象」です。
POINT1:手数料は安い物を選ぼう
株式や投資信託を購入すると手数料がかかります。
特に投資信託でNISAを始める人は、手数料の金額が今後の投資の成果に影響します。
投資信託の手数料は「購入手数料」「信託報酬」「信託財産留保額」の3種類です。
基本的には手数料が安いものを基準に選ぶといいでしょう。
- 購入手数料...投資信託を買うときにかかる手数料
- 信託報酬...保有している期間ずっと支払う手数料
- 信託財産留保額...投資信託を解約するときにかかる手数料
購入手数料はノーロードと呼ばれる手数料無料のものがあるので、まずはノーロード型の中から選びましょう。
信託報酬は0.2〜0.75%くらいのものが目安です。
信託財産留保額は0〜0.3%が目安です。
POINT2:インデックスファンドを選ぼう
運用方法は大きく分けてインデックスファンドとアクティブファンドの2種類です。
オススメはインデックスファンドです。
アクティブファンドと比べて手数料が安く値動きがわかりやすいからです。
POINT3:どの資産に投資をするかを決めよう
代表的な投資先として株式・債券・REITがあります。
大きく分けて「国内株式型」「外国株式型」「国内債券型」「外国債券型」の4種類を覚えておきましょう。
上図のように[国内債券<外国債券<国内株式<外国株式]の順で値動きが大きくなります。
これらの全てをミックスにして商品にしたバランス型もあります。
迷ったらバランス型の投資先を選びましょう。
STEP5:利益を確定するタイミングを考えておこう
どのタイミングで商品を売るか、売り時を考えておきましょう。
そのために2つのことを理解する必要があります。
非課税期間を過ぎても無理に売る必要はない
非課税期間の終了間際に資産がマイナスの状態になる可能性もあります。
その時は利益に対して税金がかかる口座(課税口座)に切り替えて引き続き運用できることを覚えておきましょう。

引用元:楽天証券公式サイト
投資は売却して初めて利益が確定する
投資をしている間に、マイナスが出ていても売却しなければ損は確定しません。
日々の値動きに一喜一憂せず、長期のスパンで考えることが大切です。
そのために、相場が下落したらどうするか事前に決めておきましょう。
たとえば次のように。
- ○%下落したら損しても売る
- 下落しても○年間は売却しないで様子を見る
基本は「お金が必要にならない限りは持ち続ける、必要になれば売却する」と考えていいでしょう。
今回はNISAの始め方を解説しました。
ここまで読んでいただきありがとうございました。